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腐率低&懐古オタク仕様・なんでも専用。
島本和彦先生の発言が思ったよりも尾を引いている

勝手にリンクを張っている
ARTIFACT@ハテナ系  さんも取り上げていました。

[漫画]島本和彦氏は自作のパロディ性を自覚していないか?

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この発言は、パロディを多くやっていた島本氏だからこそ発言だと思っていたが
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私もそう思っていました。
島本先生の発言を「棚上げするな」と取るか否かは、世代もあるかもしれないと感じます。いや確かにはてなのコメントにあった「それはそれ、これはこれ」も島本先生の中にうっすらとあるのかもしれませんが(笑)。

70〜80年代の同人、またはパロディの面白さに触れた世代の漫画家さんは、皆多かれ少なかれ自分の好きな作品のパロディを今でいう「二次創作」のレベルまで作り込んだ後、「これからは自分の好きで模倣させて貰っていた作品と同じ舞台に立つんだ、競争相手になるんだ」という覚悟を持って「これからは自分のオリジナルで勝負しないといけないんだ」と商業に進んだ人達だったと思うのです。

なまじパロディをやりすぎたばかりに、そこから脱却するのが難しくなってしまった。
でもそれを悔やむでもなく、挑むように商業作家として仕事をしてきた世代ではないでしょうか。
そういう実体験があるからこその発言だと私は捉えました。

これはある程度のレベルで「二次創作・パロディ同人活動」をやった事がないと判らない感覚ではないかと思うんですね。今回の島本先生の発言に否定的な発言をしている人は何となくですが、一切同人活動をした事がない、読むけど作る側になった事がない、同人自体をあまりよく知らない、むしろ人の作品を借りて好き勝手やる同人者に否定的な層なのではないかと。


二次創作やりすぎると、そこから脱却し辛くなる、真実です。
よく「設定も全然違う、キャラの性格も、絵も完全に自己流で似てない。しかもそれでやれホモだエロだとそこまで好き勝手やるなら名前変えてオリジナルでやればどうよ?そうすれば堂々と自分の作品です、と言えるし」という意見を見聞きしますが、それは二次創作同人作家的には「成立しない」のです。

その作品を作る原動力はあくまで元ネタになった「原作」があるからなのです。
「原作」がなければ産まれてこなかった作品を、別の名前やタイトルにして「自分のオリジナル作品です☆」と発表する事は「原作と、原作を好きな自分に対する冒涜」なのです。こういう二次創作特有のややこしさがますます状況を混乱させるのですが…この感覚は、絶対に二次同人活動未経験者には判らないものだと思います。


手元に単行本がないからウロ覚えなんですが、確かむかーーし、ゆうきまさみ先生もOUTでデビューした後、誰にだったか忘れましたが「オリジナルかきなさいよ、オリジナルかきなさいよ」と顔を合わせる度に言われた…と漫画で描いていました。ゆうき先生にも島本先生と同じ魂を感じます。


昔、同人からプロとして商業に活動場所を移動する際には今のような「同人ノリと固定ファンをそのまま連れていく」ような事はしませんでした。むしろ同人の頃の作風はあくまで同人、イチから「商業作品」を作っていく、な感じです。自由に出来ない中で「自分の色」をどうやって出すか、そもそも「自分の色」って何だ、…と模索していきながら。
昔のアイドルがプロダクションに「作られて」売り出されていたのに似てるかな…と。

それが、「同人ノリと固定ファンをそのまま連れて」デビューする世代が商業で活躍をするようになってきて、結果商業と同人の境目が物凄く曖昧になってしまいました。正直な所、この状況は「商業漫画業界」から見れば非常に良くないものだと思います。


やっぱり、プロとシロウトを同列一緒扱いしてはいけないと思うのです。
「クリエイター」は「模倣」「既存作品」からの脱却を試み挑む者の事だと思うのです。


そういう意味では「同人」はやはり基本「趣味」「シロウトの道楽」ですよね。
内容がオリジナルでも、同人だけで生活していても。「クリエイター」ではないですよ。


二次創作なら尚更に。
だって
「模倣」「既存作品」から脱却してしまったらそれはもう「二次創作」じゃないですから。


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勿論「同人」は永遠に「趣味」「シロウトの道楽」でいいと思います。
無闇に「二次創作」のまま「クリエイター」になろうとする必要もない、という意味で。

大体、最近「オタク」「同人」市場を持ち上げ過ぎなんですよ。

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