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腐率低&懐古オタク仕様・なんでも専用。
コミケから特定ジャンル参加に対して自粛要請が出た日

非常に残念な前例が出来てしまった日になりました。

 コミックマーケット83における『黒子のバスケ』サークル・頒布物対応に関する緊急のお知らせ

コミックマーケット83における『黒子のバスケ』サークル・頒布物対応に関する緊急のお知らせ(ミラー)

 非常に残念かつ遺憾ではありますが、2012年12月29日(土)~31日(月)に開催されるコミックマーケット83においては、後記の『黒子のバスケ』サークルに参加を見合わせていただき、また、『黒子のバスケ』以外のサークルにおいても『黒子のバスケ』の同人誌・グッズ等の頒布については、ご遠慮いただくことになりました。

 今回の対応は、参加者の安全確保・コミックマーケットの開催継続のための判断ではありますが、参加者の皆さんには大変申し訳なく、また、ご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げます。

 なお、当日においては、東京ビッグサイト・警察とも連携し、警備強化した上で開催いたします。詳しくは、「コミックマーケット83における警備強化に関する緊急のお知らせ」をご参照ください。

1. 上記決定に至る経緯について
 『黒子のバスケ』に関する一連の脅迫が始まった直後から、準備会としては情報収集につとめ、10月21日に東京ビッグサイトにて開催された他主催による『黒子のバスケ』オンリー同人誌即売会前後から、東京ビッグサイト(以下、会場と称します)とも協議を続けてきました。

 10月29日に、準備会宛にも「『黒子のバスケ』のサークルをコミックマーケット83に参加させない」ことを要求する脅迫状が届いたことを受け、2008年夏のコミックマーケット74の脅迫対応と同様に、警備強化と一般参加者の皆さんへの手荷物確認を実施することで、会場及び参加者の安全を確保する方向で、会場・警察とは調整を行いました。

 しかしながら、11月21日に他主催による『黒子のバスケ』オンリー同人誌即売会の中止、11月22日に「ジャンプフェスタ」における『黒子のバスケ』関連イベントの中止が発表される事態を受けて、会場より、犯人が捕まるまでコミケットの開催を見合わせるか、あるいは、『黒子のバスケ』サークルに参加を見合わせてもらった上で開催するよう、1996年からの会場利用においても、前例のない非常に強い要請を受けることになりました。また、警察からも、『黒子のバスケ』サークルの参加見合わせとコミックマーケット83における『黒子のバスケ』の同人誌・グッズ等の頒布を中止するよう、非常に強い要請を受けております。

 会場・警察側との協議の席上においては、
1) 一連の脅迫の中で、脅迫状が様々な場所・団体に送付され、状況のレベルがエスカレートしており、コミケットと会場側だけの問題に留まらなくなっていること
2) 他の脅迫において、会場付近から脅迫状が投函されており、単なる脅迫には終わらない可能性があること
3) 同人誌即売会以外の会場貸し出しに支障が一部発生しはじめていること
4) 万が一の事件発生時に参加者の混乱、近隣住民・周辺企業への危険が懸念され、さらにその後の会場での他の催事の開催にも影響を及ぼしかねないこと
5) 当日『黒子のバスケ』の同人誌・グッズ等の頒布が行われた場合、犯人を刺激する可能性が高いこと
等が問題点として取り上げられました。

 準備会としては、これらの懸念は理解できるものの、『黒子のバスケ』サークルの参加見あわせという、卑劣な要求に屈する悪しき前例を残さないため、一層の警備強化等の対応策を講じた上での通常通りの開催を強く求めましたが、会場・警察の安全な開催への懸念はとても強く、会場からは安全最優先の見地から、事実上、今後のコミケットへの会場利用の調整が非常に厳しくなる可能性を示唆されるに至ったため、表現の場を確保するため、誠に断腸の思いながら、冒頭の決断をすることになりました。準備会としては、今回、冒頭で述べた以上に表現行為を制約するつもりはありません。制約の影響が最小限になるよう、また、過剰な自粛等が起きないよう、可能な限りの配慮をする所存ですので、皆さんのご理解を賜りたく存じます。

 今般の事態を惹起したのは、言うまでもなく脅迫行為の犯人です。『黒子のバスケ』に関連してどのような動機があるのかはわかりませんが、このような行為は、『黒子のバスケ』に留まらず、同人誌やマンガ・アニメの世界全体、ひいては、社会全体にもマイナスの影響を与えています。速やかに、脅迫行為をやめてほしいと、最後に伝えたいと思います。


ジャンプフェスタが、黒子のバスケ関連のイベント&グッズ物販完全中止を決定した時点で何となく「こうなるだろうな」と予想していましたが、実際になってしまうと何とも言えないです。コミケ完全中止になるよりはマシだった、と思うしかないのか。(実際なってもおかしくない状況だったようですし)


これの何が本当にマズイというか、しんどいかというと「特定作品のファンが集まる場所への脅迫をすれば、こんなに簡単にイベント開催やファン活動を妨害し中止に追い込めてしまう」という前例を作ってしまった事。
今回は偶然、運悪く、ターゲットが『黒子のバスケ』だったというだけで、他のどのジャンル作品にも、むしろ同人ジャンルに関わらずイベント関連(アイドルコンサートやライブ、舞台等)全般「次また同じ様な事が起こってもおかしくない」という、「同じ事が出来てしまう」という前例を作ってしまった事…。


そりゃ、ここ最近、所謂「脅迫」話題が頻繁に聞こえてきていましたよ。
ネットのお陰(…)もあるんでしょうかね?脅迫する方も簡単に脅迫出来ちゃうようになってしまいましたし。拡散力のお陰で効果もバツグンになりましたし。

しかし、まさか。コミケでこんな形で特定ジャンル狙い撃ちで「参加見合わせのお願い」が起こるとは思っていなかったですよ。(別ジャンルの発行物頒布はOKらしいですが、周辺ガラガラ状態で自分だけスペースぽつん、と参加してまで参加する根性のあるサークルさんもなかなかいないでしょうし。黒バスサークルさん知り合い同士で連れ立って「テロに屈しない!参加します!!」…みたいに妙に頑張ってもマイナスにしかならないと思うので無理無茶はしないで欲しいな、と思っています)


とりあえず。
コミケ当日、無事に開催されて、無事に終了する事と。
脅迫犯人は早く捕まって、それ相応の制裁を 絶 対 に 受けて欲しいのと。

祈るしか出来ませんが。むしろ呪いのレベルで。
馬鹿な模倣犯など、出て来ない様に必ず捕まって欲しいと願います。
(今回の脅迫犯=喪服の死神も既に模倣&便乗愉快犯が混じってる気もしますが…)

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