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腐率低&懐古オタク仕様・なんでも専用。
最悪な僻みとは判っているけど僻んでしまう

現在私が最も「そうよねそうよね」と勝手に共感するテキストを書かれるHopeless Homelessさんの少し前のエントリなのですが

[雑記]えらくなりたいなあ

10年くらい前、似て非なる感情である作家を物凄く羨み、妬ましく思った記憶があります。というか、現在進行形で妬んでます。その行為は100%僻みであり、自分の能力の無さを棚にあげた、しかも努力も行動も起こさない者のやっかみにすぎないのは承知の上でそれでも妬ましい。

最初にその作家を知ったのは周囲でちょっとしたブームになっていた頃で、やたら分厚く難解な蘊蓄語りの本を書き、自分の作品のキャラのコスプレと見まごう様な出で立ちで表に出てくる「自分大好き=もしかしてナルシスト?」な変な作家としか印象に残っていませんでした。

それがあれよあれよと。


気がつけば某作家先生と一緒に、すっかり「水木しげる広報担当」に。
アニメ4期鬼太郎の脚本を書き己の分身にも似たキャラクターを共演させたのを見た時は僻みやっかみが最高潮に達しました。(笑)


今や、水木しげるあるところには京極夏彦(&荒俣宏)あり。
水木ファンだという事は知っていましたが、まさかこんなノリの活動に走るようになるとは。


しかし実際の所、京極夏彦&荒俣宏の貢献度って凄いと思うのです。
元々「鬼太郎」はそれなりの知名度はありましたが、今日の「水木しげるブーム」にまで持っていける程ではなかったと思います。京極先生がとにかく「水木先生は凄い、鬼太郎は凄い」と言い続け、布教し、妖怪雑誌とか作ったりして、うっかり世界妖怪会議とか開催しちゃったりして、ひたすら広報活動を続けてくれたからというのがあると思うのです。

そこには「京極夏彦」「荒俣宏」そのものの知名度も威力を発揮しています。こんな強力なサポーターがつけば無敵でしょうよ。
現在ある種、力技で巻き起こっている「水木ブーム」は「無駄に知名度と影響力のある水木ファンのおっさん達が持てる力をフル活用して人為的に巻き起こした」ような印象があります。(※最上級の褒め言葉です)後、各出版社。


「水木ブーム」で復刊の恩恵に預かれる事は嬉しいけれど。
商業ベースで、そんな趣味丸出しの事をやらかせる知名度が羨ましい。
しかもしれをハズす事なくしっかり採算取っていける技量が羨ましい。
楽しそうで楽しそうで本当に羨ましい。


こんな楽しい事が出来るプロの作家って、本当に選ばれた存在なんだなぁ。



あぁ、羨ましい。妬ましい。


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【一応追記】
他にも水木ブームを支える大勢の「年期の入った水木ファン」「妖怪研究家」「作家」さんはいらっしゃるのですが、いかんせん京極の「自称水木ファン露出度」っぷりは尋常じゃないと思うのですよ。

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