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腐率低&懐古オタク仕様・なんでも専用。
そもそも前提がすれ違っているのかもしれない

◆ コスプレに関する素朴なたったひとつの疑問に私的答えを考えてみる

で、散々読みづらい長文書き飛ばして超キモイのに、まだねちこく書いちゃうよ!
(マジキモイ)


書いてから思ったんですけど、
コスプレに関する素朴なたったひとつの疑問(はてな匿名ダイアリー)の
増田さんの前提、
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レイヤーの人は基本的にオタですよね。
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これがそもそも「オタの定義とはなんぞや。どのラインからオタだ?」という疑問も含めて「そうじゃない人もいるよね」的な、むしろオタクと呼ばれる人種の中でも買い専に続いてライトオタ率の高い層がコスプレイヤーなんじゃないかな~、と。

「元ネタも何のキャラかも知らないけど衣装がカワイイから着ちゃいました
…なんていうピチピチした可愛いnotオタクのお嬢さんが結構な率で混じっている、昨今よくある光景です。(それ自体は全く悪い事とは思わない。コスプレ衣装は服なんだし、可愛いから着たいと思うなら着ればいいよね!)

ついでにいうと、コスプレイヤーの中心年齢層はテラ若いです。
一番元気な世代は10代後半~20代前半(大学生年齢位まで)です。この層が6割以上を占めていると言ってもいいように思います。残り1割弱が10代前半で、1割半〜2割弱な感じで20代半ば〜後半が居て、残りが30overのご年配層。ヒト桁年齢は小数点以下と見なし切捨てで。
(…あくまで推測。コミケのアンケートか何かで更衣室利用者年齢比率が公開された記憶がありますが、コミケって「年に二回のお楽しみ!」とご年配&ご隠居がハッスルして参加している空気もあるし。コミケにいけない地方の埋もれた未成年コスプレちゃん達の人数の方が凄い気がする)
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だとしたら、深い愛情を注ぎ、オタ魂を発揮して、衣装にも気合い入れるんじゃないんでしょうか。
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若いと懐具合にも限界がありますから、どうしても愛情と現実が比例しません。そんなの、コスプレイヤー以外のオタク皆そうですよねー?

幅広い年齢層の中で、個々の出せる範囲で衣装を作って買って用意して、コスプレして楽しんでいる行為に「限定版」も「通常版」もありませんわ。っていうか、通常版買ってるなら立派なファンじゃん!

世の中、自称オタじゃないヒトとかライトオタの中には通常版すら買わずにニコ動やP2Pでタダで見たらそれでいいじゃーん金払ってDVD買うなんてバカじゃーん、なノリの方々が山ほどいるじゃないですか。その中のコスプレイヤー率が高いか低いかはさておき。(…低くはないと思う。それこそ未成年のコスプレちゃんは活用しまくりじゃないかな)

衣装は沸いて出ませんから「コスプレしたい」という欲望を満たすためには、それなりの努力を必要とするんですよね。その努力が「金額」「クオリティ」と視覚的に第三者に見えやすい形であるから、やれ「安っぽい」とか「愛を語るならもっと金掛けろよ」なんて意見も出てくるでしょうけど。

テカテカの安っぽく見えるその衣装、予想以上に高額突っ込んで用意している可能性もあるかもしれませんよ…?(金掛ければ綺麗な衣装になるとは限らない悲しい現実)

そもそも「衣装が安っぽい」というのも凄く曖昧な表現。
テカテカしている事が安っぽいのは判るんだけど、じゃあテカテカしてなかったら安くないの?とか、どういう衣装なら安っぽくなくてOK!って話になるのかなー、と。
元エントリの増田さんにも沢山はてブコメントがついていて、その中にも色々な意見があって面白かったんですが、ガイナ公式のエヴァ第壱中学校制服すら安っぽく制服っぽくないという意見があって、それならそもそも第壱中学校制服自体が安っぽいデザインなだけじゃね?と本気で思ってしまったりしたのでした。


結局、個人の好みだよなー。
普通の服だって結局は好きか嫌いかで買うの決めるもんなぁー。
総合的な色味とか。ラインとか。普段着なら自分が着て似合うか否かもあるか。(トホホ)まぁ高い安いも基準のひとつではあるけれど、決してそれだけが判断基準にはなり得ないものだよなー。




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【追加:10月25日】

E.L.H. Electric Lover Hinagikuさんのところから非常に納得・賛同出来るテキストを知りました。この「コスプレ記号論」は判りやすい。

シロクマの屑籠(汎適所属)さん
クマーでもわかる!?コスプレ記号論

コスプレは極論「似合う・似合わない」は重要じゃないんだ。
「衣装を髪型を小道具をどれだけ再現するか・出来るか」なんだ。

そしてその再現に於ける文法(記号論)は三次元・実写特撮系etcは別として基本的に「正解」は存在しない。再現する人の元ネタ設定に対するイメージや解釈によって違いが出てくるし、仮に原作者監修公式グッズのコスプレ衣装が発売されたとしてもファンとして「自分の持つイメージを優先して再現する」ことは決して「正解」に対して「間違い」ではないのです。

出来れば顔の造りもプロポーションも年齢も再現出来ていた方がより再現率を高められるという点では重要ですが、正直そこはコスプレを見るだけの外野が思う程重要ではないと思いますよ。だってそれはそもそも「不可能」であるという前提からスタートしている道楽なんだし。

不可能なりに「それでも重要だ」と思っている人はガッツリ努力しているけど。
努力が過ぎて他人にも過剰な努力を強要する「完コス主義」*がコスプレイヤー間でも冷ややかに見られているのがその証拠。

これはコスプレにのめり込むと、多かれ少なかれ皆かかる麻疹みたいなモノで。
たまぁ~にコイツをこじらせてしまう人がいるだけなんです。



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*完コス主義…
「ただ衣装を着ただけ」のコスプレを忌み嫌うコスプレイヤーが掲げる主張。
(おそらく「完全・完璧なコスプレ」の意。<完コス)
衣装小道具の完成度、髪型&色の再現度の高さは勿論、カラコン必須・撮影時のポージングの巧さも追求。衣装完成度が高くてもデブブスすっぴんは認めない。「愛するキャラのコスプレをするからには限りなく忠実に再現すべし」という主張は美しく深い愛情にも思えるが、自分基準を満たさない所謂ヘタレレイヤーを下に見る傾向が強い。

「自分のコスプレに掛ける情熱とキャラへの愛情の深さ」に自信がある分、必要以上に行動力があり非常に目立つ。確かに金額も労力もハンパなく掛けているので見る分には目の保養率は高い。だが口だけ主張のみの勘違い系率はもっと高い。

更に、男装の場合ビジュアルメイク&厚底使用率も高い。
(完コス文法的に必須、らしい)

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