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腐率低&懐古オタク仕様・なんでも専用。
オタクは自分自身と譲れない嗜好を抱えて、独り立つ生物である。

たまごまごごはん - オタクには、ゆずれない一線があるんだよ…。


なりチャテキストを書いている間に、とても心惹かれるエントリに遭遇。
こちらも最近頻繁にお邪魔しているサイトさん。(サイト?ブログ?はてなってカテゴリー的に何だろう…日記?)毎日、充実した内容とボリュームのテキストをバリバリ更新していらっしゃるのです。今回のエントリーも「あぁ、わかるわかる」と思いながら拝見しました。

でもね、これって別にオタク特有の悩みという訳ではないですよね。
オタクVS.オタクでも、オタクVS.非オタクでも、非オタクVS.非オタクでも普段他人と接触していれば必ず、そしてよくある事。ただ、特殊分野&マイナー嗜好に分類されがちなオタクの方がそういう場面により遭遇しやすい、というだけの事じゃないかなと思います。
それに「マイナー故間違った中途半端な知識しか知られていない結果、否定される」ばかりではないでしょう。逆に「メジャーすぎる故誰もが平均以上の知識を持っている結果、マイナス面をあげつらわれ否定される」という事も結構多いはず。芸能人やスポーツ選手の好き嫌い関係とか、女の子特有なモノではファッションやブランド好き嫌いとか。

エントリ内にもありますが、

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価値観の対立によるショックは一種の通過儀礼みたいなもんだと思ってます。人間だれしもそのような怒りなしに成長することはないですし、ないほうが気持ち悪いです。
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全く、そのとおりだと思います。
少なくとも一般生活の中、オタクVS.非オタクという状況であるならば「空気を読む」という処世術を会得するのが立派な社会人というものだと。
それよりもですね。
上記エントリを拝見した後思ったのは、「ただ否定されるだけならそれほど傷付かない」という気がしたんです。
自分の好きなものを、嫌いな人もいる。誰かが好きなものを、自分は嫌いかもしれない。最初から相容れない、同じ地面に立っていない同士なら仕方が無いよね、と思えるのです。


一番堪えるなぁーと思うのはオタクVS.オタクの場合で

「99%自分と嗜好が同じ。でも、最後の最後、ココ!という1%がどうしても相容れない」局面でしょうか。


これはキツイと思う。なまじ99%シンクロするだけに、お互い最後の1%が譲れない。99%自分と同じ嗜好なのに、何故1%がそれなんだ!違うだろ!オレは間違ってない、お前がおかしいだろ!!…みたいな、心中罵倒大会。(声に出さないとも言い切れない)これもオタク同士だとよくある光景じゃないでしょうか?
例えばー…10年近く共に同ジャンル・同カップリング・同萌えシチュエーションを渡り歩いてきたオタ友が、突然ナマモノ萌え&追っかけに走った!どういう事よ理解出来ねぇー!とか、突然コスプレに走った、何故ー!?とか、なりチャもそうですね。何がイイのかわからねぇー!と言われました。(体験談かよ)

なまじ同じものを愛し、好きと語り合った同士なだけに、その理解出来ない部分が許せない。
「自分の1%を理解して欲しい」と「お前の1%はおかしい!(自分の1%こそ正しい、故に自分は理解される事が前提)」が心の中でせめぎあう。
1%の理解不能部分の所為で相手を理解出来ない、本当に自分と同じ99%を好きなのかも疑わしくなる、そのうち相手に自分の99%部分の嗜好を否定されているような錯覚に陥る。…そこまでいくとちょっと精神的に病んでますな。いやでも、「あんな子と同じものを好きだったなんて!」といって、相手よりも先に好きだった作品やカップリングから別の作品に移動してしまう。よくあるよく聞くアイタタタ。


同じオタクだから。
同じ嗜好を持つ同士だから。

だからこそ、「判ってくれる」はずの存在に否定された時のダメージの方が万倍キツイ。堪らんです。
あまり言いたくないんですけどね。「オタクはこういうのが好きで萌え〜とか言ってんだろ?プ」というのと大差なくなってしまうからね…



オタクの「趣味・嗜好」に関わる部分に関しては、「肯定して欲しい」とか「理解されたい」とかオタク同士でも深くは無理ですよね。
アイデンティティーや人格に関わる程密接に絡み合った嗜好なら尚更、ですが、密接であればある程根っこは単純で、肯定して欲しいのは「自分の好きなモノ=嗜好」ではなく「これが好きという嗜好を持つ"自分"」なんじゃないかな、そう思います。






巧くまとまりませんでしたが。




【追加エントリが更新されていましたので、無断リンク】

たまごまごごはん - でもあのときのオタの目は何より輝いてたと思う

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コロナでアクティブオタクを続けていく事を半ば諦めかけていた所に、遂に家族の介護イベント発生。生き残りたい。
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