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腐率低&懐古オタク仕様・なんでも専用。
子をネタにブログで一発当てようとする話

記事になる所までいきましたね。

「毎日かあさん」西原理恵子さんの娘による”毒親告発”で、日本の子育てSNS界隈が凍りついた件 / All About NEWS

発端は娘さんのnote、TwitterTLに流れてきて数日前に読みました。
今は削除されています。

今 - ひよだよ - Archive.today

感想としては「あーやっぱりなぁ」でした。
日付が2021年7月9日で、何故今これが掘り起こされたんだろう?って思ってたら、今まで非公開で描かれていた日記ブログだったのが何のきっかけか全公開になったためのようです。

一応この話、子供が嫌だと親に伝えたのにそれを無視して作品に描き続けた事だけが非難されているのではなく(勿論これ自体問題)、明らかに娘にだけ「虐待」レベルの事を行っていたのをオブラートに包んで(子供本人は嫌がっていたのに)作品として描き続けていた事に対して炎上し騒ぎになっているというのを確認した上で、当該の母親作家ご本人に対するどうこうは特にない(そこまで興味がないので…)ので批判も非難も思う事も無いですが、娘さんは本当に、大変だったろうな…というのと、男子とそこまで格差つけられてしまうのかという恐怖を感じました。TLの感想の中で少なくない女性とおぼしきアカウントが「わかる」「私もそうだった」と呟いているのでこれは「今の話」なんだ…という。

ただ、こういう問題も「今更」という気もします。
今回、母親が子育て漫画先駆者的超成功者の有名作家という事で騒がれていますが、小さな火種は多分もっと前から上がり始めていたし、そもそもオタクでも研究者でも仕事人でもない知識もない一般人がパソコンや端末を持ってネットに繋がり自己発信が出来るのが当たり前になる前の時点で「いずれこうなるかもしれない」みたいなテキストが公開されたりしていた記憶があります。

タイトル思い出せない…
親が更新してる娘が生まれてからの記録が詳細に書かれたWEB日記で、途中から娘が中学生?になって始めた日記の2本立てになって「お互い書いてる内容は秘密」というルールで内容が交差しながら進んで、娘が生まれた瞬間からずっと人に知られたくないような自分の恥ずかしい内容も全てWEBで親に公開されていて今やものすごい数になった親の日記読者皆が自分の事を知っていて、更に親の日記を楽しむために自分の日記も娯楽として読まれてリアルでも見ず知らずの他人に街中で突然「あなた〇〇ちゃん?大きくなって…」とか馴れ馴れしく接触されたりし始めてショックを受ける…
みたいな話だったと思う。オチがどうなったか覚えてないな…娘が「なんでこんな日記書いたの!どこの誰に自分の事を知られているか判らないまま生きろっていうの!?」って家の中破壊しながら大暴れし、親は「娘がグレた…何故…」って泣き崩れる、みたいな感じだったウロ覚えの記憶。読んだのは「絶望の世界(オリジナル)」のちょっと後だったと思う。2000年入ってすぐくらいかな、多分。

そんな前から予言されていた事なので、リアルにネタにされてた子供が成人するくらいの年月が経って実際に表に噴出してきた問題なんだな。という感想です。当事者にとっては大問題ですが。昔から作家の「私小説」みたいなもので作家の家族が書かれたりしていたので、そういう事自体は全然珍しい話ではないしそういうのは別途「作家の業」みたいな形で雑に処理されてきましたが、昨今だとそんなご大層な作家様でもない「普通の一般人」が事の重大性をあまり考えずにやっちゃう、…やれてしまう環境が整ってしまっているのが少々問題なんだと思います。ついでに運がよくて一山当てれば小銭も転がってくる……

作家の家族子供と同じニュアンスで、芸能人の家族子供も似た境遇になりやすいよなぁ。二世タレントが親程の才能もタレント性も無いのに「〇〇の子」というバリューで結局二世タレントになってしまうのも「世間一般人に混じっているより、芸能界に居た方が一般人との距離が保てて安全安心だから」みたいな事情もあるんだろうな…とふんわり思っていたのが、最近は芸能人タレントが自発的にSNS等で家族の事を発信したりしているので「怖いなぁ」って思います。ママタレントで売ってるタイプの芸能人ブログとかSNSは正直ちょっと怖いです。~義務教育年齢くらいのお子さんの顔をスタンプ等で隠さず晒してたりすると「ヒエッ?」ってこっちが勝手にビックリもします。

自分自身をネタに書いてる(描いてる)まではいいけど、家族は家族だけど他人だし、子供は猶更…という風潮、これを機会に周知されていくといいな、と思います。知らん間にデジタルタトゥーを親に刻まれてる、とかあまりにも地獄すぎますもんね。

「アニパロコミックス」がオタク女間で超人気雑誌だった時に始まった某浪花愛先生の「来訪者シリーズ」とか当時は「オタク夫婦の子育て漫画」自体が物珍しすぎたので面白く読んでたんですが、アニパロから離れた後も同人誌でずっと続いていて後日改めて商業単行本化した、と後に知って「…えぇ…?」って思ったものです。(一応本人に了承は得ています、とはあったけども…)

ここまで打って、途中まで内緒で彼氏(当時)にネタにされて描かれてブログの存在に気付いた時「やめろ」とならずに「描いていいよ」って方向に行った801ちゃんさんって根性座ってるレベルの胆力じゃないな…ってしみじみ思いました。(でもお子さん達を描くのはそろそろ考えた方がいいのかもしれないね…)

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#(しゃあぷ。と読みます)
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田舎在住、旧時代のオタク。
コロナでアクティブオタクを続けていく事を半ば諦めかけていた所に、遂に家族の介護イベント発生。生き残りたい。
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