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腐率低&懐古オタク仕様・なんでも専用。
なりチャの思い出(3)自己と他者の我侭の果てに

なりチャの思い出
なりチャの思い出(2)元当事者の記憶と記録

上記テキスト(というかダラダラ書いただけの文)の続きですよ。

版権なりチャに集う者には、全員何らかの萌えシチュエーションをチャットで演じてみたい!という欲望が渦巻いております。断言出来ます。そのひとつがエロチャットだったりする訳ですよ。
エロチャット自体に関しては、成人女子なら己の責任で楽しめば良いと思います。うっかり未成年と楽しんでしまったら大変ですので、未成年は最後まで「成人です」とシラを切り通して欲しいです。

脱線。

私自身はどちらかというとチラリズムを愛するタイプというか、ヤりたいけれど最後の一線はお互い越せずにモンモンとしているシチュエーションに激しく萌えるタイプなので、エロチャ向きではありませんでした。こういう据え膳系のなりチャは、あまり付き合ってくれる人がいないんですよ。
自分は最初は普通のお友達(?)から入りたい訳ですよ。それから徐々に仲良くなっていってだな⋯こう、段階を踏むのを楽しむというかだな⋯でも、なりチャピーク頃の参加者さん達は、ほとんどの人がもう、初対面からヤル気満々なんですよ。えーここはどこのハッテン場?違う、私の萌えポイントは違うんだよーぉーぉー⋯皆、エロ大好きすぎだ!(泣いて逃げた)

とにかくなりチャっ子&なりチャ乙女達は自分の萌えシチュを自分のタイプのキャラを演じる人とやりたい!と思う訳ですよ。その欲望には正直です。なので、よく互いの欲望のぶつけ合いになる事もありました。片方が「今回はそちらに合わせますね」と折れるタイプならいいんですが、決して譲り合わない事も⋯運悪くあったりして⋯後で嫌み言われたりね。「●●で入室しといて××を口説かないってどうよ!?」とかね⋯(笑)えー!私●●はノンケ派なんだけど、とかいう言い訳は届きません。
運良く萌えポイントの似た相手と巡り合うと、もうお互い他の参加者とか一切絡まなくなって2人だけの世界に突入します。そんな感じのカップルがあちこちに誕生すると、独りもの(笑)は寂しい訳ですよ⋯
そういう状況を打開すべく、事前に「こういうシチュ&キャラでなりチャしてくれる人募集」みたいにあらかじめ大まかな設定を作って相手を探す掲示板が誕生したりしました。つまり自分が楽しむために自分の萌えに付き合ってくれる人のみを募集する訳です。⋯一長一短なシステムだった⋯と思います⋯(汗)元々「予測不可能な流れを楽しむ」ものだと認識していたので、先に設定やら打ち合わせをやっておいてハイ、スタート!ってそんな予定調和ななりチャ、演じてそれは楽しいものなのだろうかと自分は思ってしまったんですね。
でも、あらかじめ用意された設定が自分の萌えシチュならば、充分それを楽しめる人もいるんだな、という事もその時知りました。
このシステムをあちこちで見かける頃には、自分もなりチャ熱が引いてきた頃だったので、そのままサイトから足も遠のいていきましたが⋯


その後偶然ネサフで辿り着いた版権なりチャサイトが、なりチャ進化最終形態だと思っています。
版権キャラと、オリジナルキャラが混在するなりチャサイト。
版権キャラで参加する人は、普通のなりチャと同じ様にキャラになりきって参加して、オリジナルキャラで参加する人は、原作世界観を損なわない最低限のルールに従ってキャラを設定、版権キャラ達と知り合い、仲良くなって、遭遇回数やBBSでのレス数等で親密度をアップさせてゆくゆくはカップルになっていく⋯というシステムのサイトでした。
まだドリーム小説がそんなに広まっていなかった頃だったと思いますが、ネオロマブームは既に存在していました。ので、素直に「こりゃスゲー!」と思った記憶があります。参加はしませんでしたが。(笑)
オリジナルキャラで参加している人は、版権キャラに構って貰って楽しいかもしれないけど、版権キャラで参加している人は果たして楽しいのかしら⋯?とちょっと疑問に思いましたけどね。
だって、版権なりチャって自分がキャラになって、更に自分の好きなキャラと仲良くなったり口説いたりラブラブになるのが楽しくてやるものじゃないの?オリジナルキャラと仲良くなるのを楽しめる人って、良い意味で100%原作のキャラをトレースして演じられる、演じる事が楽しい人だという気がするけど、果たしてそこまで禁欲的ななりチャ乙女は存在するのかしら⋯⋯

私は無理だ。


この、最終形態なりチャ(勝手に命名)って、今ひっそり流行ってる(らしい)企業が配信している「ネオロマ系恋愛メール小説ゲーム」と理屈は一緒ね、と思うんですがいかがでしょうか?
「他者と一緒に楽しさを作り上げていく」事よりも「ただ自分に楽しさを提供してくれる」サービスに流れていってしまったかな、と。

それでも「他者との共同作業」にこだわる人は、ネットゲームに流れていった⋯とも聞きます。
オリジナルになっちゃうけどねー、見た目を自由に弄れるから、萌えキャラっぽいデザインにカスタムしてひっそり版権キャラ使いを楽しんでいる方々もいらっしゃるとか。
ネット環境の進化が早すぎて、チャットという形態が時代遅れになってしまったのも原因かもしれないなぁー、とふと思う事もあるのです。不自由だったあの頃だったから楽しかった。

あまり懐古主義にはなりたくはないんですがね。
でも、楽しかった思い出は大事にしたいと思います。


【関連テキスト】
なりチャの思い出
なりチャの思い出(2)元当事者の記憶と記録

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なりチャ論、大変共感しました

先日は、トラバありがとうございます。akio71と申します。
怒濤のなりチャエントリ3連発、大変面白く読ませていただきました。
私も、同じ時代に同じものを経験してきたので、#さんのエントリが懐かしく、そして「当時」を正確に語ってくださっていて、嬉しかったです。
なりチャ周辺については、どっぷりつかっていて「なりチャサイコー!」という観点しかない方か、卒業後「あれは汚点だから…」と語ろうとしない方、両極端になりがちなので、#さんのように中立の立場から語ってくださるのは、貴重だと思います。ありがとうございます。
コメントありがとうございます

akio71様のテキスト(エントリ)に触発されて、勢いに任せただけの文章垂れ流しでお恥ずかしい限りです。
おっしゃるように「なりちゃ」文化について表だって語る人は出てこないように思います。それだけ内面に密接すぎるディープな文化だという事もありますが、昨今の「オタク」「萌え」考察のようにオタク外から的外れな憶測や決め付けで語られるにしてもあまりに材料がなさすぎて「オタク文化の未開の地」という印象もあります。

当時も今も「ほどほどに楽しめば良い娯楽」と思っている、やや肯定寄りの中立ではありますが、自分自身の昔を省みる意味も込めて、忘れてしまわないうちに書き記しておきたいと思っています。
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#(しゃあぷ。と読みます)
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毎日パソコンを触るお仕事
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田舎在住、旧時代のオタク。
コロナでアクティブオタクを続けていく事を半ば諦めかけていた所に、遂に家族の介護イベント発生。生き残りたい。
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