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腐率低&懐古オタク仕様・なんでも専用。
意見の合わない彼女との会話:その2-補足

◆ 意見の合わない彼女との会話:その2
には続きがあって

「コスプレ写真集も、ROMじゃなくて印刷して本にしてあったらまだ判るんだけど」
「ROMと本のセットになってるならOKかなー」

…その中身がコスプレ画像かどうかはどうでもよくて、どうやら形がROMというだけで「作品」として見れないらしい。どんだけROM嫌いだ!いや逆か。本好きすぎ(笑)ゲームとか音楽とかCG集とかはどうなるのさー。


流石にそれはその場で言ってみましたが、どう答えてくれたか覚えていません。
多分、その場で私の納得がいかない返事だったからだと思います。(うわぁー)
あ、ちょっとだけ思い出した。

「ROMは誰でも見られる環境じゃない(パソコンを誰もが持っているとは限らない)から不親切だ、だから誰でも見られる本の形にしてある方が良いと思う」

みたいな感じだったかな。
うーん、しかし別に誰でも見られる形態で作らないといけないなんてルールもないし、「同人作品」なんて基本は「自己満足」なんだから「作者がやりたい形での作品制作」で何も問題もないと思うし、見られない環境の人は諦めてくださいね、でいいと思うんですが。(別にそれは殿様商売でも何でもない)それに同人のゲームやCG集、コス画像集なんてものは「それを見られる、楽しめる環境の人が求めにくる」のが基本だと思うし…あ、これちょっとMacユーザーが「ソフトやゲームはWin版ばっかり!Macでも使える出来るようにしてくれない」と愚痴を言っているのに似てるかもしれない。と今思った。(笑)

そろそろ「漫画」でROM同人誌が登場するかもしれませんね。印刷物での再現率も気にせず、DTP知識も必要なく、データのまま漫画を頒布。有り得なくはない…多分。WEBの再録なら本よりもROMの方が作りやすいでしょうし。
ただ、これはこれで色々問題はあると思いますけどねー無断転載とか、海賊版を勝手に作られたりとか。


CG集とか自分が描き始めの頃はお世話になったよ…今は知りませんが、私が購入していた頃はサービスデータ?としてレイヤー統合前のデータも入っていたりして、すんごい参考になった。身にはつかなかったけど…他人様の統合前データなんてなかなか見られるものじゃないですからね!

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意見の合わない彼女との会話:その2

よろしければ
◆ 印刷所「入稿締め切り」のお約束と常識
◆ 印刷所「入稿締め切り」のお約束と常識・補足

の後で読んで下さい。会話の相手は同一人物です。
ちなみに別に仲が悪い訳ではありません。本当ですよ。


年末、冬コミ参戦してきました。
でー…そこでの会話なんですが、カタログチェックをしていて漫画パロディ系フロアの壁サークルに混じって「コスプレCD-ROM」を売ってるコスプレイヤースペースがあったんですね。そういうのばかりが集まっている島じゃなくて、全く縁のなさそうな場所にポツンとそこだけ1スペース。(実際は隣のパロディ系壁サークルと合体取りをしているようでしたが)

それを見て

「こんな場所でスペース取ってもあんまり見てってくれる人いないんじゃないかなー」
「男性向けジャンルで男性にウケそうな萌えコスならまだしも、女性向けジャンルで男装コスのROMっていうのもちょっとなぁー」

と、好き勝手に色々言っていたんですよ。
(男装レイヤー好きな人もいるとは思いますが正直な感想です)
そうしたら彼女、

「そもそもコスプレイヤーがコスプレ画像のCD-ROMを売るというのが有り得ない」

と。きた。ほほぅ。
その理由が「自分大好き臭がウザイ」とか「キャラと同一視してコス画像を見れない」とかではなく

コス画像を『作品』と思えない → 作品ではないものを売る行為が理解不能

…なんだそうです。あぁ…なるほどね。判らなくもない。
私もコスプレ画像が「作品」か、と言われると「まだ作品ではない」と思います。このブログでそういうテキストも以前書きました。ただ、「表現」のいち手段として「作品」を作ろうとしている動きも感じますので、全てを否定は出来ません。


ただ、どうしても賛同出来なかったのは

「大体コスプレ画像集なんて手軽に撮れてROMに焼くだけでおしまいじゃん。それを本と同列扱いされるとなぁー」


………………いや、それ違うから!
確かに撮影そのものはパシャリ!でおしまいで簡単かもしれないけど、それまでの準備が物凄い手間なんだって。衣装の用意、撮影場所の手配、カメラマンやROM参加レイヤーのスケジュール調整、もろもろ。衣装は買えば直ぐ手に入るかもしれないけどそれだって資金が無ければ始まらないし、撮影場所だってスタジオ借りるとやっぱり資金が(ry)だし、

撮影が終わった後だって、そのまま生データを焼くなんて事、誰もしてないから。
よく言えば画像補正悪く言えば加工修正をガンガンやる必要があるから、1枚1枚根気と時間が必要だし、

何よりCDプレスを業者に発注したらどんだけお金が掛かると思っているんだ…!!
昨今の同人誌みたいに10部から作れるオンデマンドなんて無いからね!
最小ロット数は結構な量だから業者利用出来ない人は1枚1枚家庭内手作業でパソコンで焼くんだよ。それもどんだけ時間が掛かると(ry
CDも裸で机に並べる訳にはいかないからね。ケースもいるし、ブックレットは無理でもカバーは必要だし、それを業者に発注するとなると(もう以下略


…ものすっごい擁護しちゃいましたが。
(いやその場では言ってないんですけどね)
とりあえず、ROMがお手軽楽チン♪で作れるものだというのは異議あり!異議ありじゃよ!


ついでにもういっちょ言うと

時間と金が掛かったものが素晴らしくて、お手軽楽チンに出来上がったものがヘボイとは限らないよ。


更に

金と時間を掛けたからって評価されるものでもないよ。
お手軽楽チンに作ったものでも需要があって評価されれば、それは充分「作品」なんだよ。



これは別にコスプレCD-ROMに限った事じゃないですが。


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ちなみに、コミケで劣悪環境のコスプレ広場で撮影に応じるくらいなら、良い環境で綺麗に撮影されたCD-ROMを「作品」としてスペース取って頒布するのは悪い事ではないと私は思います。それでROMのモデルレイヤーさんは1日自分のスペースでコスプレで売り子すればいいと思うよ。後はスペースのあちこちをコスプレで徘徊してくれればいいよ。広場じゃないから撮影はお断りです〜で。

正直、コミケのコスプレは「生で見る」限定でもいいと思うんだ。
(平たく言えばコスプレ撮影禁止)
でもそうすると絶対盗撮とかが出てくるんだろうなぁー…難しいな。

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印刷所「入稿締め切り」のお約束と常識・補足

そうそう。

最初っから締め切りを守る気なんてなくて予約入れた時点で
「どれだけ締め切り伸びるかなぁ」とかほざいている馬鹿とか

締め切りを破る→ギリギリ入稿でも刷って貰える→新刊間に合う(ウチのサークルは大手・特別・常連だかネ)というのをコミケの醍醐味とか一種の祭かステイタスか何かと勘違いしている馬鹿とか


そういう連中は屑以下ですからー。
ちゃんと締め切りを守るつもりで頑張ってて、それでも色々あって間に合わなかった人の話ですよ。あくまでも。たまにいますよねー印刷屋さんのコミケ締め切りスケジュールが発表されても「ウチは通常3日前で大丈夫だしぃーコミケでも先に表紙入れておけば本文は前日朝イチでギリギリ間に合わせて貰えるんだよねぇーとか平然と言ってるような人。


……いや、最近は流石に絶滅したのかな。
ヘタな事を言ってると直ぐネットで叩かれるから。(笑)
20〜10年前にはゴロゴロいましたよねーこの手の「私は特別なの自慢」さん。

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印刷所「入稿締め切り」のお約束と常識

微妙な所で全く意見の合わないオタク知り合いがいます。
普通にオタク話や萌え話をする分には全く問題はないのですが、いかんせん同人活動に関する様々な主張や意見、嗜好が全く噛み合わずむしろいつも対立してしまいます。

そのひとつが「コミケ合わせの入稿締め切り」について。
Cityレベルのイベントは新刊が落ちるダメージの度合いが全く違うのでコミケ限定。これがとにかく意見が合わない。

彼女曰く「締め切りを守らないヤツは屑だ」と。
うん、それは私もそう思います。でも、屑とまでは思いません。どうしても駄目な時もあるものね。そうなったら次の方法を考えるしか無いよね。


ところが。
彼女にとっては「締め切りまでに間に合わなかったのは本人の責任。それで締め切り日に入稿出来なかったらキャンセルするか諦めるのが当然」と断言するのです。
えぇーそれはちょっと待ってよ!コミケだよ!?コミケなんだよ??新刊の無いコミケなんて悲しすぎるじゃないか、印刷屋さんに電話して「×日には必ず入稿するので何とかお願いできませんか?」と交渉して僅かな可能性を模索するのも駄目なのかい?と言ってみたら

「間に合わなかった時点で印刷屋にすがるというのが信じられない。自分が間に合わせられなかったら諦めるのが普通でしょう?」

と一刀両断。うわぁ。

キャンセルの電話すらしないのは確かに屑だと思いますよ。
予約はしてあるから〜と締め切り日に間に合わず、遅れる連絡も遅れても印刷して貰えるか交渉も何もしていないのに5日も一週間も締め切り日から遅れて余裕で入稿するヤツも屑ですよ。
締め切り日までにちゃんと入稿していないにも関わらず「この入稿日では間に合わないかもしれません〜」と印刷屋さんから連絡がきたら「そんなの困る!間に合わせてよ!!」と逆ギレするヤツも屑です。


でもさ。
締め切り日に入稿出来ない、と判った時点で印刷屋にその連絡をしてさ。
×日になら必ず入稿出来るが、それで印刷を何とか頑張って貰えないだろうか?とすがる気持ちで交渉するのはそんなにも屑な行為なんだろうか。
勿論「無理です」と言われたら素直に引き下がるのが当然だし、割増料金を請求されたら払うのが当然だし、×日に必ず!と言ったなら今度こそは必ず守るのも当然だし、それでコミケ当日に新刊が間に合わなかったとしても文句は言わないのも当然ですよ。基本的に「無理をお願いしている」という事をちゃんと自覚していても駄目なのか。


…駄目らしいですよ。えぇー。
もうね、無理をお願いする時点で「考えられない」「信じられない」らしい。

「普通の社会人ならそんな事は出来るはずがない」
「やっぱり同人って厨の多い、社会人経験の無い人の多い世界なんだなーと思う」


らしいですよ?
エェ確かに私は厨ですし社会人経験もまともにない未だバイトの身分ですが。
流石に「一般常識がないよね」とまで言われると物凄いムッとします。「#と私との一般常識が違うんだよね」とか言われると「何だとコンニャロウー!」と本気で思います。一般って何だ一般って。お前の一般を世間で正しいと思うな!

多分、同人での常識はあなた(#)の意見が主流なんだろうけど、それは同人という閉鎖空間での常識でしょ?一般社会の常識から考えたら絶対あり得ないしおかしい事だと思うの。…と言いたいのだとは思うんですが。
なんていうかなぁー…同人という閉鎖空間の話なんだから閉鎖空間での常識に合わせるべきっていうか空気読め、っていうか一般社会に同人世界の常識は持ち込めないように同人世界に一般社会の常識も持ち込めません。と思います。共通する常識は存在しますがあれはあくまで「共通している」のであって別世界の話です。と思います。

一般社会でもさ、仮に自分のミスや怠りで仕事が間に合わなかった時って、何とか間に合わせられるように他の方法や、フォローや、もし先方に無理を言って間に合うようならお願いしに頭を下げに行ったりしますよねぇ。自分が間に合わせられなかったから、ってそれで「はいもう駄目だから諦めた」なんて方があまり聞かない世間だと思うんですがどうなんでしょう。
いや、同人は個人の趣味で間に合わずに泣くのは自分だけだけど、仕事は他の人に迷惑が掛かるモノだから話は別という気もするけれど。


とにかくこの話題が出る度にイラッとするのです。
多分、向こうもイラッとしているとは思いますが。
ちなみに私、今年の夏締め切り日に間に合わず印刷屋さんに電話して縋って間に合わせて貰いました。その時、散々蔑まれました。直球で「屑」とも言われました。
さっき「#さん、夏は正直言って最悪の屑だったけど、冬はちゃんと間に合ったもんね!」と褒められました。うはーちっとも嬉しくない!(笑)
おそらく印刷屋さんにとっては彼女のようなお客さんの方が有り難い、のでしょうかね?無理を言わない客の方が楽だと思うし…それに関してだけは確かに私のような考え方の客の方が酷い客だとは思います。印刷屋さんゴメンなさい。
確実に向こうの方が「正論」だという事は理解出来るので、(しかしそんな簡単に新刊を諦められる感覚がどうにも理解出来ない。そもそも自分が締め切り守ればよかった事とは言え自ら選択肢を潰すなんて有り得ない行為!)とりあえずこの人とうっかり間違って合同誌なんて作る事はまず無いし、もう入稿締め切り関連の話題は出さないようにしようと思いました。…でもコミケ前になるとどうしてもこの話題になっちゃうんだよなぁ…


ちなみに最近ちょっとブーム?の「プチオンリー」も彼女にとっては「ちゃんと会場を借りてオンリーの出来ない責任感の無い半端な連中がやる理解出来ない企画」だそうです。あぁもう、全否定かよ!言いたかないけど、ちょっと懐古厨っていうかヲヴァ厨に片足突っ込みかけているんじゃないのk(ry

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小説書きが挑む「絵=漫画天下の同人世界」という壁

ここから先は、私自身が実際に見て、聞いて、体験した事からの私見です。


字書きさんは、多かれ少なかれ「壁」を感じて同人活動をしていると思います。「壁」は「コンプレックス」ではありません。敢えて言うなら…「ハンデ」でしょうか。

先に書きました ◆ 永遠のすれ違い[漫画描きと小説書き] で、「漫画描きと小説書きの壁、って「同人世界」という「環境」が産み出しているんじゃないかな。」と書きました。
「同人誌即売会」という空間は、基本「漫画」を求める人中心の世界です。どうしても「小説」は「小説」というだけで「ハンデ」になるのです。

オリジナルの作品なら、相応の発表の場もあるのでしょう。
ですが二次創作となると「原作作品を好きな人」に向けて読んで貰いたいものです。となるとそういう人が最も沢山集まる場に自分の作品を持っていくのが一番です。ですが、そこは「漫画」を求める人達中心の世界なのです。

…難しいですね。
元々の原作作品の媒体が「小説」であれば多少状況は違うでしょうか。
却って同じ表現媒体は避けられるのかな?
ファン層にもよるでしょうね。年齢層の高いジャンルやカップリングは大手・壁サークルに小説サークルが何人も居たり、分厚い小説本がとてもよく読まれると聞きます。


自ら信念を持って表現方法に「小説」を選んだ人も、
絵と字両方やってみた後、絵を諦めて字一本に絞った人も、

「小説」という表現方法を選んだ者が背負う「ハンデ」を感じているように思います。しかもそれは、信念と情熱を持って作品を産み出している人ほど、その「ハンデ」に気付き苦しんでいるように思えます。

…逆に言えば、左程情熱の無い、作品を書いていない人は「ハンデ」を感じるまでに至らないんです。


漫画描きの人でも似た体験を持つ人は沢山いるはずです。
自分の技術・実力以外の部分での壁。

例えば「ジャンルの壁」、「カップリングの壁」。

それはある意味「ハンデ」でもあります。
マイナージャンルやカップリングだとまず「それを求めてくれる人が少ない」という現実を思い知る事になります。

「それはハンデじゃない。少ない事は承知の上だし別に構わない。例え少ない人数でも本当に欲しいと思ってくれる人が読んでくれれば!」

そうですね。その通りです。そして、小説書きさんも同じです。
承知の上で「漫画天下の同人世界」で活動をしているのだと思います。承知の上ですが、現実に「ハンデ」は存在します。しかもジャンルやカップリング等の理由ではありません。表現方法が「小説」だというだけで背負うものなのです。


……これは本当に、キツイと思うんです。
例えば同じジャンル、同じカップリング、似たシチュエーションやストーリー展開で同サイズ同ページ数の本を作った場合、漫画本と小説本どちらがより沢山の人に手に取って貰えると思いますか?

あぁ、
「超ヘタレの漫画本と神小説本かもしれないから一概には言えない」
なんて言い出す天邪鬼さんはスルーしますよ。どちらも初見の本と仮定して下さい。


ヘタレ絵の漫画は「表紙のレベルを見られて手に取る価値無しと判断されている」のです。少なくとも絵を見て第一印象即ヘタレと「判断」してもらえるだけマシなのです。次は絵が巧くなるために練習すればいいんですから。

対して小説本は「小説というだけで高確立で対象外」なのです。何その空気扱い。
読まなきゃヘタレか神かなんて判らないのに、これでは評価以前の問題です。読まれてヘタレと「判断」された方がまだマシというものです。


…キツイ事を書きすぎですか。
そうかもしれません。が、上記は全て過去実際に目にした光景ですので私にとっては現実の一部です。


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「手に取って少しでも読んで貰えれば、萌えのたうちまわらせる絶対の自信があるのに!」


初めてそれを聞いた時には「なんという自画自賛よ…」とおののいたものですが、同時に小説書きさんの背負う「目に見えないハンデ」の大きさ、重さに震えた記憶があります。

原作と自分の作品に愛情と情熱があればある程にのしかかってくる。
しっかり作品を書いて活動をしている小説書きさんは皆、「漫画天下の同人世界」という大きな「壁」に、薄々気付きながら、また無自覚に、日夜挑んでいるのです。

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管理人プロフィール

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田舎在住、旧時代のオタク。
コロナでアクティブオタクを続けていく事を半ば諦めかけていた所に、遂に家族の介護イベント発生。生き残りたい。
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